ロッキーマウンテン国立公園、コロラドスプリングスを巡る4泊5日旅行

アメリカ

2023年9月初旬、アメリカ国内旅行第12弾はデンバーへ飛行機で行ってきました。

=====旅程1日目======

10:30ナッシュビル空港発→フロンティア航空→12:20デンバー国際空港着

(フライト約3時間)

レンタカーを借りてホテルへ。

=====旅程2日目=====

8:00ホテル出発→(車で約1時間のコロラドスプリングスへ向かう)

9:00マニトウスプリングス崖の住居群

10:30出発→(車で約20分)→コグレイルウェイに乗るための駐車場に停める

11:00シャトルバスに乗って約10分→コグレイルウェイの麓の駅へ

12:00鉄道乗車→(約1時間)→13:00頂上のパイクスピーク

13:50頂上出発→(約1時間)→14:50麓の駅に戻ってくる

(徒歩で15分くらい歩いて駐車場に戻る)

15:50駐車場出発→(車で約20分)→16:10ガーデンオブザゴッズ(神々の庭)到着

2時間ほど散策してホテルに帰宅

=====旅程3日目=====

デンバーこども博物館で1日中遊び倒す

=====旅程4日目=====

5:30ホテル出発→(車で約2時間半)→8:00グランドレイク到着

ロッキーマウンテン国立公園内へ

→18:00国立公園出発してホテルへ

=====旅程5日目=====

10:00ホテル出発→デンバー市内ユニオン駅→

コロラドコンベンションセンター→レンタカー返却

14:00デンバー国際空港出発→17:30ナッシュビル到着

(フロンティア航空、約3時間の旅)

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今回はせっかくの飛行機なので長めの滞在となりました。

フロンティア航空はデンバーを基点とする航空会社のようです。スピリット航空などと同様、パーソナルアイテム以外は荷物が課金になるので要注意です。

私たちはいつものように1人1つのリュックに全て詰め込んで出発しました。

まだ9月初旬で夏だったのでホテルでの水着、普段着、山での寒さ対策として上着を一枚、カッパなどの雨具、キャンディなど最低限のものを入れていきました。

今回の目玉は、ロッキーとコロラドスプリングスです。ロッキーは言わずもがなですが、コロラドスプリングスも面白い場所がたくさんありました。その名の通り、温泉的なものもあるのですが、私たちは今回温泉へは行かず、コロラドスプリングスの中のマニトウスプリングスという場所へ行きました。そこには、マニトウスプリングス崖の住居群、コグレイルウェイ、神々の庭がかたまっているので、なんとか1日で回れました!

マニトウスプリングス崖の住居群

9時のオープンと同時に着いたこちらは、割とこじんまりとした遺跡群です。崖の中に住居が作ってあり、子どもにとってはそこを探検するのはとても楽しかったよう。

お土産やさんも充実していて、良かったです。広くないので2時間あれば十分まわれます。

お土産やさん 所せましと商品が並び、3階くらいに分かれていました

チケットはオンラインで事前購入しましたが、駐車場入り口でも買えそうでした。(大人1人12ドル、子ども7.5ドル)

私たちが帰る時間には駐車場も結構いっぱいでした。季節によって営業時間が異なるので注意です。

コグレイルウェイ、パイクスピーク

コグレイルウェイに乗って、富士山よりも高いパイクスピークへ登っていきます。

チケットは事前購入した方が良いです。予約で埋まってしまうかもしれないので…料金はシーズンで異なるようですが、私たちは大人58.5ドル、子ども48.5ドルでした。(結構高い)

車でも登れるのですが、日本のテレビ番組「世界の車窓から」で紹介されていた鉄道にぜひ乗って見たかったので、今回は往復鉄道の旅にしました。

麓の駅舎

鉄道自体はかなりゆっくり走って登っていきます。

それでも高山病になりました。だんだん息苦しい感じがしてきて…頂上では頭が痛かったです。元気ではなかったですが、景色が綺麗。鉄道で空の世界まで来ているという感覚で、不思議な感じがしました。「世界の車窓から」を見ていた時のワクワク感が蘇ってきます。

ただ、片道1時間はこどもにとっては暇なようで…伝言ゲームや背中に書く文字当てゲームなどをして乗り切りました;;

頂上の景色!!

頂上ではドーナツなど軽食を売っています。世界一高いところで売っているドーナツなのでは??と買って食べました。素朴な味だったと思います。

広めのお土産やさんもあります。しかし下山の鉄道時間が決まっている為滞在時間は40分程度しかなく、もうちょっとゆっくり頂上を楽しみたかったという気持ちです。特に鉄道好きというわけでなければ、自由が利く車の方がファミリー向きかもしれません。

それから、頂上は寒かったです。薄手の上着1枚では寒い…フリースくらい用意しておけばよかった~~

麓の駅舎外観

この麓の駅にも、お土産屋さんがあります。売ってあるものがパイクスピークと少し違う印象。駅のまわりに駐車場があります(約20ドル)が、鉄道乗車時間の30分前からしか停められない決まりのようで、満車だったりするので私たちは少し遠めのところに停めました。

マニトウスプリングスの駐車場は道路脇の縦列駐車(有料)もたくさんありましたし、無料のシャトルバスが使える駐車場(有料)もありました。私たちが停めたのはSmischny Lot (1134 Manitou Ave.) という駐車場で、普通の先払いの平面駐車場です。そこから歩いて5分のところに公園があり、その公園の近くにシャトルバス(33番バス)の停留所もあるので、公園でも遊べて便利でした。ちなみに駐車場の料金は1時間あたり2ドルで、5時間に設定するとちょうど良い感じで戻ってこれました。

公園の前のロータリー。ここから向こうに続く道がコグレイルウェイの駅方面。
ロータリー付近にあるマニトウスプリングスの地図看板
シャトルバスの停留所

ちなみに、シャトルバスは20分くらい待てば次のが来ました~ですが帰りはバスも混んでいて、駅から駐車場までは下り坂だったので、ラクラク20分くらいで歩けました。行きは上り坂なのでバス待っていて正解だったかも…

The Garden of the Gods (神々の庭)

私たちは他の観光地をまわって、最後夕方にこちらへ訪れました。住宅街から急に自然たっぷりの景色が開けてきます。

赤茶けた崖?がそびえ立っている、不思議で素敵な景色です。このエリアの数カ所にトレイルや、ビューポイントがあって、全体的に見て回るのも面白そう。

ラクダがキスしているところらしい

私たちは既に疲れていたのもあって車で敷地内を回ったのですが、ビジターセンターは停められても人気のビューポイント近くは駐車場がいっぱいで停められなかったです。行ってから気づいたのですが、レンタル自転車の予約もできたようなので、もう少し早めの時間にきて家族でサイクリングしながら全体的に見て回るのが一番楽しめたかなと思います。

ビジターセンターからの景色

ビジターセンターでは展示やお土産やさんなどがあります。自転車の貸し出しもここでされていました。馬に乗っている人もいたので、乗馬もできるのかな…。色々情報が載っているので、公式サイトを事前にチェックすると良いと思います。

デンバー子ども博物館

1日は子どもが思いっきり遊べる場所に行くのも必要ですよね。デンバーの子ども博物館は大きく、室内も屋外も両方楽しめました。

屋外エリアは、水遊び場、砂場、天空の城ラピュタに出てくる海賊船みたいな遊具などがあり、我が家の子どもたちはとても楽しんでました。

屋内も3階あたりまで続いているアスレチックや、水や風を使った教育装置、シャボン玉コーナーや大工コーナー、アートコーナーなどがありました。

子どもが大好きなキッチン+お店屋さん

特に大工コーナーは子ども用ののこぎりやトンカチなどが置いてあり、自分で机に向かって一生懸命釘打ちしたり木材をカットしたりできて、面白かったです。もちろん、保護者が付き添った方が良いと思いますが、あんなに自由に工作できる場所はなかなかないように思います。

大工セットの机。この机が10カ所くらいあり、皆好き好きに工作している。

今回も閉館時間までしっかり遊びました!!

ロッキーマウンテン国立公園 ※予約がなくてもなんとかなった

1番楽しみにしていたロッキーマウンテンですが、夏季は入場に予約が必要だということが旅行10日前くらいに判明し…大慌てでチェックすると、幸いにも一番人気のベアレイクを含んだタイムエントリーパスが、訪問予定日の16時入場のものがまだ買えたので一応一安心。車1台につき2ドルしかしない入場パスなので、訪問月の前月1日から販売が始まったらとにかく早めに買っておくべきです。

いくらかは予約に空きが残してあって、前日の17時にその残りが売りに出されるらしいのですが、私たちは旅行中のインターネット環境が良くなく、それも買えませんでした。(同日パスは1枚しか買えないので注意)売り出されたらすぐ完売してしまうらしいので、購入の際必要なアカウントの作成なども事前にやっておくのがスムーズなようです。

何にせよ、私たちは16時~18時の入場パスしか持っていない…。そこで色々と調べて作戦を練りました。夏季の入場制限時に、このパスがなくても公園内に入場するには、この入場制限時間外にエントリーすることが出来るようです。

人気のベアレイクは早朝から18時までパスがないと入れないので、ベアレイクは時間指定パスが買えた16時に入場するとして、それ以外のエリアは午前9時~14時の間以外の時間であれば時間指定パスがなくても入れるようです。アルパインビジターセンターも駐車場待ちなんてことがざらにあるようなので早めに行きたい…ということで、朝8時到着を狙っていきました。

また、国立公園の入り口となるエステスパーク、グランドレイクの二カ所のうち、ほとんどの人がデンバーから一番近い(約1時間半)エステスパークから入場するということだったので、エステスパーク側のゲートは午前7時半~9時、14時頃は長い渋滞になってしまうそう。だから私たちは人気の少ないグランドレイク側(デンバーから約2時間半)から入場することにしました。

地球の歩き方2019~20 アメリカの国立公園 411ページ参考

予定通りグランドレイクを通って8時頃ゲートに着きました。狙い通り、ゲートで渋滞はしていませんでした。(入場料1台25ドル)そこから1時間くらいかけてアルパインビジターセンターへ向かいます。

9時にアルパインビジターセンターへ到着、ビジターセンターはまだオープンしてませんでしたが、そこから少し歩いて登れるトレイルをゆっくり歩きます。やはり高山病気味で息苦しいです。そしてめちゃ寒い!夏でもフリース必要ですね。

エルクが悠々と歩いていました。動物が近づいてくると私たち人間は下がるようにレンジャーに注意されます。ある程度距離を保っておかないと、自然の動物なので危険みたいです。動物園の感覚でいてはダメということですね。これからは気を付けようと思います。

公園内で一番高い場所なのかな?ビジターセンターからの短いトレイルの一番上まで行くと、この看板がありました。高山病対策の為、ゆっくりゆっくり上ります。

30分くらいかけてトレイルから戻ってくると、ビジターセンターがオープンしていました。アルパインビジターセンターは、唯一この公園内で飲食が提供されている場所のようです。私たちは何も食べませんでしたが、素敵なお土産を色々見物しました。

そこからロックカットフォレストキャニオン展望台、トレイルリッジロードを通ってゆっくり道中停まって景色を楽しみながら、ホースシューパーク方面へ向かいます。朝早かったので車内で寝たりもしながら、ゆっくり進みました。ホースシューパークの先にあるトレイルを歩くと川があり、そこでしばらく遊びました。ここまでくるともう、高山病はなくなります。

ちなみに、ホースシューパークの先へ行くと未舗装道路へと繋がっていきます。その道はアルパインビジターセンターまで繋がっているらしい…結構運転要注意な道みたいなんですが、そういうワイルドな道を通りたい方も結構いらっしゃるようです。私たちはレンタカーなのでそのような道は保険がききませんので、通りませんでした。

そして16時過ぎたのでベアレイクへ向かいました。ベアレイクへ向かう途中の、スプラグレイクも景色が良かったです。湖畔を一周しようと思ったら40分も時間がかかってしまいました。

もうクタクタです。私たちがベアレイクに着いたのは17:30頃でした。駐車場がいっぱいだという看板が道中にあるのですが、無視してベアレイクまで突っ走ります。やはり予想通り、駐車場は空きが多かったです。夕方以降は駐車しやすくなるので、一番人気のベアレイクはこの時間にくるのもいいかもしれません。ただ、私たちはもう疲れ切ってしまい写真を撮るだけで精一杯、ベアレイクのトレイルはあきらめて帰路に着きました。

帰りはベアレイクからほど近いエステスパークを抜けてデンバーまで戻ります。

ロッキーマウンテン国立公園はとても広く、標高も様々で高い場所もあれば湖畔もあり、山々を見下ろせる場所や木々が生い茂る景色もあり…色々な表情が見られたなぁ、という感想です。本当に良かったです。

ユニオン駅、コンベンションセンター

最後の日に、飛行機に乗る前にデンバーの町も走ってみようということでデンバー市内の観光名所を通ってみました。シカゴからデンバーを通ってカリフォルニアまで行ける大陸横断鉄道が途中停車するユニオン駅や、大きな熊のモニュメントが目印のコンベンションセンターを拝見。

こんな感じで今回の旅は盛りだくさんでした。ロッキーマウンテンは広く、トレイルもたくさんあって駐車場も多いのでゆっくり楽しむことができ大満足です。ただ、夏場でもウルトラライトダウンやフリースなどが1枚あった方が良かったです。薄手の上着では歯が立ちませんでした。

コロラドスプリングスも面白いところがぎゅっと集まっていて、デンバーから車で1時間のアクセスの良さだったので行きやすかったです。

本当はマウントラッシュモアも行きたかったのですが、デンバーから車で片道6時間だったので…今回はあきらめました。いつか行きたいです!

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